kissanpäiviä

kesäpäiviä, kissanpäiviä, kangasalla.

自分の写真
名前: mako
場所: Kangasala, Finland

フィンランドの湖のふもとでねこと暮らしている。 kissanpäiviäの名前の由来はこちらのエントリーにあります。

2007-01-18

零下20度のサンシャインバー(仮名) -長文注意

タイトル、前田京子さんの「冬のサンシャインバー」からパクってますがセンス無くてすいません。仮名って言うことで(笑)でも自分のレシピにいい名前をつけるって、かっこ良すぎる名前でもちょっとイタイし、材料名だけでもつまらないし、センス、というかバランス感覚必要ですよね。難しい。それにしても、せっかくの自慢のレシピなので、もうちょっとかわいらしい名前が欲しいところです。

レシピ公開します。
【特徴】フィンランドでよくあるべリー、テュルニから取ったテュルニオイルと、シアバターを配合した石けん。
3月のフィンランドのような、零下&乾燥&紫外線からお肌を守ってくれるとっておきの洗顔・全身用石けんになってくれますように。

【オイル】
オイルの全量は700gです。(牛乳パック1本には入りきらないので注意!)

・オリーブ油 350g
・ホワイトパーム油 180g
・ココナッツ油 100g
・シアバター 35g
・テュルニオイル 35g

左はオリーブ以外の油の写真です。

オリーブオイルはどこにでもあって安いピュアグレードのもの。石けん作りにはやっぱりこれが一番です。

ココナッツオイルはCOCOSという名前で、固形でマーガリンやバター売り場に売ってます。泡立ちを良くするために入れます。Citymarket, Prisma, など大きい店なら必ず入手できます。値段は確か500gで3.5〜4ユーロ。

ホワイトパームは、最近こちらのSokosデパートで取り扱いが始まりました。munkki(ドーナツ、揚げパンの類い)とかのディープフライ用と銘打ってあって、1リットル2.5ユーロ、すごいお買い得な油です。上の写真ではだいぶ液化してて黄色っぽいけれど、寒い場所で固まってるときはもっと白いです。これは石けんをしっかり固くします。

シアバターとtyrniオイルはオーガニック系ショップで買いました。ヘルシンキに本店がある、"Ruohonjuuri"のタンペレ店です。
どちらもお肌に取って特別に良い効能がありますが、高価です。。。でも1ユーロ150円以上する今でも、日本で買うよりはずっとお得感がありますが。
シアバター150ml入り23.90ユーロ、テュルニオイル40ml入り18.25ユーロ。

シアバターはニベアクリームのように、お肌にそのまま塗れば乾燥や冬の寒風などから守ってくれますよね。あと、日焼け止めクリームほどではないけれど、紫外線防止に一定の効果があるみたい。

テュルニ(tyrni)は写真にあるように赤いオイル。日本ではまだほとんど知られていないと思いますが、グミ科の植物です。
日本語ではサジー、ヒッポファエ、と呼ぶようです。英語ではSea Buckthorn。味はちょっとグレープフルーツに似ている感じです。
フィンランドの西海岸では自生しているらしいのですが、私の住んでいる内陸部には自生していません。でも園芸品種のものをお庭に植えているおうちも見受けます。また地元カンガサラにはTyrni農家もあるので、よくここでTyrni製品を買ったりします。スーパーにも普通にあります。濃縮ジュースを希釈して飲んだり、乾燥粉末はマフィンの生地に混ぜたりするとおいしくて、使い道も豊富です。オイルは高価なので今まで買ったことが無かったんですが、小さじ半分くらいを飲んで腹痛、下痢止めなどとして使うのがフィンランドでは一般的。お肌に直接塗ってもよくて、傷やアレルギー性皮膚炎など、お肌のトラブルに効き目を発揮するオイルです。

オレイン酸、リノレン酸が多く、他にもパルミトレイン酸を含みます。前田京子さんの石けんの本で紹介されているオイルをざっと眺めてみると、その中でも亜麻仁油やしそ油に性質が似ているかもしれません。
それらは酸化が早く、1ヶ月の熟成期間に耐えない、と書かれていますが、Tyrniオイルには多量のビタミンE(天然の酸化防止剤)があるので使えるんじゃないか、という希望をもって配合してみました。

Tyrniの性質については下のリンクに詳しい説明があります
フィンランド語 -Tyrni
英語 -Sea Buckthorn Oil Profile
日本語 -ヒッポファエオイル


【苛性ソーダと水】
テュルニオイルの鹸化率が不明だったのですが、こちらの資料を参考に、ココナッツオイルの1/2で計算しました。
苛性ソーダは使用量95g。ディスカウントは5%だけです。
フィンランドはヨーロッパの中では軟水だけど、やはり日本の平均に比べればずっと硬水なので、泡立ちや汚れ落としのためにディスカウントは日本にいた頃より少なめです。
そして水の量は250mlにしています。私はいつも精製水が手に入らないので、沸騰させて冷やした水です。

【香り】
エッセンシャルオイルでの香り付けは、Tyrniのグレープフルーツっぽい感じを邪魔せず調和する香りを選びました。
最初に思いついたのはジュニパー。これもフィンランドの森にはよくあるし、似合うという確信があったので。あとは柑橘類とローズマリー。
レモン 1ml
ライム 6,5ml
ローズマリー 1,5ml
ジュニパー 1ml

香りの組み合わせは、お互いに相性の良いもの。

アロマの本で勉強した事によると、『樹脂系-スパイス系-樹木系-ハーブ系-柑橘系-フローラル系-エキゾチック系』
に7分類したとき、隣り合う3つを選ぶのが無難です。
あとトップノート、ミドルノート、ベースノートを含めること。今回ベースノートが入ってませんが、ジュニパーはベースよりのミドルだと個人的には思っているのでよしとしてしまいます。
そしてそれぞれのエッセンシャルオイルの量は、香りの個性の強さや、在庫の残り具合(笑)によって決定しました。

【原価】
凝った石けん、エッセンシャルオイル入りからは最近遠のいている私ですが、久々にとても原価の高い石けんを作ってしまったので計算しておきます。
おおよそオイル28ユーロ、苛性ソーダ2ユーロ、エッセンシャルオイル7ユーロ、計37ユーロでした。
日本でこれを作ったら、いくらかかるかな?考えるだけでぞっとします。日本はエッセンシャルオイルが高すぎるから、確実に1万は超えますねー。

たぶん日本の石けんショップで買ったら原価+包装+人件費+etc.で、一切れ3000円でも不思議じゃないものになってしまいました。手作りならではの贅沢です!


↑昨日の型出し、切り分けの図。
型から出したらまだほんわかと暖かかった石けん。よく固まっていて、ジェル化もまんべんなくあったようで、良かったです。
ジェル化は必須ではないと思うけど、あるならあるでまんべんなくあってほしいものです。


↑切り分けた後の様子。油脂全体の5%しか使ってないテュルニオイルが、こんなに奇麗な色を出してくれました。
香りは狙い通り、Tyrni本来の香りと、それに調和しつつ深みを出してくれてるエッセンシャルオイル!
しかし、ひさびさのエッセンシャルオイルに敏感になってた私。
濃度1%弱だけど強くて頭痛がしそう。。。箱に閉まっておくとします、否、やっぱり眺めたいからオーブン(常温)のなかにしばらくディスプレイしとこう(笑)

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2007-01-17

石けんの木型をつくろう

石けん作りの、新たな道具を紹介します。
自作の木型です!

厚さ5mm×幅10cm×長さ1mの、バルサ材を切ってボンドでのりづけ。

1メートルを不足無く使い切って作る簡単な箱です。
20.5
20.5
19.5
19.5
10
10
センチの板6枚に切り分けて、写真のように貼るだけ。出来上がりが、いつもの牛乳パックサイズ(7センチ四方)の石けんになるように、19.5センチの板2枚はちょっと内側に貼って、内側の幅が7センチになるようにしてあります。なんだかんだ言って7センチ四方って使いやすいと思うんですよね〜。

バルサ材はカッターナイフで普通に切れるので超簡単。敢えて難しいところと言えば、組み立てかなぁ。でも、それぞれの板が隣接する板と直角になるよう、のりづけるする前に鉛筆で薄く目印を付ける、それだけの手間でキレイに仕上がりました。

これに、市販のベーキングシートを敷き込みます。
これは中学時代の、美術の先生から教えてもらった簡単な「ごみ箱」の折り方を、底面積が19.5x7.0センチになるようにちょっと鉛筆で4カ所印をつけて再現したものです。


↑ざっとこんな手順です。

木型にピッタリのベーキングシートを敷き込んで、石けんのタネを流して、翌日が下の写真。


型出し、やっぱり従来の牛乳パックよりずっと楽だわ〜。
ベーキングシートなら力を全然入れずにキレイに剥がせるし。作った甲斐がありました♪

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4 Comments:

Anonymous Fumi said...

わお!すてき〜。カッターで切れるというのがいいですね。パルサ材ってフィン語で何ていうんですか?K-Rautaとかに行ったら売ってるのかな。私も真似したいです。こんどの石けんは黄色いですね。黄色いパームオイル?うちの近所では白いパームオイルってまだ見つからないんですよね。探せばエスニックフードを売っているとこにあるのかなあ。ヘルシンキとかタンペレだと材料も手に入りやすいのかしら。

1/17/2007 10:08 午後 
Blogger mako said...

バルサ材はbalsa(puu)でいいと思います。
K-rautaにあるかどうかちょっとわかりません。あるかもしれないけど、家を建てるような材木じゃないからなぁ。。。
私が買ったところは、タンペレの小さいけど老舗のホビー用品店"Harraste"です。
http://www.harraste.fi/
ここはビーズからプラモまで、けっこうなんでもあるのです。
ダンナによると、バルサを買うのは趣味で飛行機とかを作る人が主だから、プラモ用品店なら絶対あると言ってます。そのテの店がオウルにあったら当たってみてください。

1/18/2007 10:39 午前 
Blogger mako said...

ヘルシンキにあるもの、タンペレでは手に入らないってことが多いんですが、それでもオウルよりはモノがあるのかな(笑)

写真の黄色い石けんは、真っ白なパームオイルも入ってます。(次のエントリーで詳しく書きますね)
以前は「お風呂の愉しみネットストア」で注文してました。実家にお届けで(爆)

エスニック系のお店だと、赤いのはありますよね〜、でも白いの見つけるのちょっと大変だと思います。
いつかそういうお店で白い"GHEE"を発見して、これだ!と一瞬思ったんですが、よくみると動物性と書いてあり、植物性(ヤシ)じゃなかったことも。

タンペレのSOKOSデパートで、白いパームオイルを見かけるようになりました。値段は1リットルで2.5ユーロと超お得。PrismaもSグループ系だから、あったっけなぁ、ないかも(←うろ覚え)

1/18/2007 11:08 午前 
Anonymous fumi said...

SOKOSか〜。オウルにないんですよね。ほかのSグループのお店を探してみようかな。こんどヘルシンキに行く用事があるので、その時SOKOSで探してみようかな。それにしても安いですね!!オウルで赤いパームオイルは500ml4.5ユーロです。10リットル買うと25ユーロと言われましたが、さすがにそんなにはいらないしね。そして詳しい石けんレポートありがとう!トュルニオイルも気になってきちゃいましたよ。零下20度のサンシャインバー、いい名前だと思うけどな。すごく効き目がありそうな名前。balsa puuも探してみますね。友達が趣味で模型飛行機を作っているからお店も知っているかも。

1/18/2007 1:24 午後 

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2007-01-15

展望台燃ゆ

あけましておめでとうございました、今年もよろしくおねがいします。って遅すぎですね、もう1月も半分過ぎてます(爆)
今年もこのとおり、超マイペースでいこうと思ってます(笑)

さて先週金曜日のことですが、朝刊の一面の写真をみて驚きました。
私の住んでいるカンガサラのランドマークともいえる大事な展望台が、水曜の夜中に完全に焼け落ちてしまったそうです。
(Aamulehti誌1月11日記事より)

カンガサラには、展望台"näkötorni"が4つあります。(ケイサリンハルユKeisarinharju, ハラランハルユHaralanharju, キルッコハルユKirkkoharju, ヴェホニエメンハルユVehoniemenharju)
展望台はどれもけっこう急な階段で、しかも木造なので「きしみ」があって結構スリル満点なこともあり(って私が高所恐怖症なのもあるけど)、このブログが始まった当初から、全てを紹介できればいいなと漠然と思っていたんですが、昨年8月にKeisarinharjuの展望台が焼失、そして先週はこのHaralanharjuの展望台が相次いで焼失してしまったことになります。
しかも去年の放火(Keisarinharju)プラス放火未遂(Kirkkoharju)で捕まって執行猶予付きになっている犯人がまたHaralanharjuでやったというからいっそう腹が立ってしまいます。(Helsingin sanomat誌1月11日記事より)
私が登ったことのある2カ所は残っているけど、まだ登ったことのなかった2カ所がなくなってしまって、個人的にも、とても残念、早くいかなかったことが悔やまれます。。

というわけで、いまさらながら先週燃えたHaralanharjuの紹介をします。


*画像はクリックで大きくなります。カンガサラの町のHPの地図と写真を拝借しました。見難くてスイマセン。
湖がたくさんあるのがわかるとおもいます。で、黄色い丸で囲んだのところが展望台(4つ)、今回焼けた写真の展望台は地図の一番上(北)の場所です。

この展望台のあるカンガサラのスイヌラ地区は、スウェーデン語系フィンランド人Z. トペリウス(Zacharias Topelius, 1818-1898)ゆかりの地。
"Koivu ja tähti"という児童文学の著者として最も知られているかもしれませんが、詩人であり、作家であり、大学教授であり、新聞記者であった多彩な人物で、歴史的にとても重要な人物です。この人のために国旗を掲揚する日Liputuspäiväこそないけれど、個人的にはあってもおかしくないとおもっているんですが。。。
そして、その彼が1853年、カンガサラのスイヌラ地区を通りかかったとき、その景色に感嘆してできた詩が"En sommardag i Kangasala"「カンガサラでの夏の日」。現在はフィンランド語バージョン"Kesäpäivä Kangasalla"が、カンガサラを含むPirkanmaa地方の、公式な歌になっているそうです。
ちなみにこのブログのタイトルKissanpäiviäの下にあるスローガン"Kesäpäiviä, kissanpäiviä, Kangasalla"もここからパクっているのでした(笑)

そしてこの景色を見るための展望台が建ったのが1890年代。1922年に一度焼けますが10年後に地元民が力を合わせて現在の展望台を再建、そして2003年にも地元民による補修があったばかりでした。ここでは景色を見る以外にも、屋外で夏至祭や結婚式などができる場所。地元民にはとても大切な場所です。でどうして、こういうのを燃やせる人がいるのかなぁ。。

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2 Comments:

Blogger MIKA said...

Haralanharjuの展望台が焼けてしまった記事見ました。私は2回登ったことがあるんですよ。主人の子供の頃からの遊び場でもあったので、とてもがっかりしてました。
天辺付近に折角自分の名前を書き残してきたのに、残念です。。。

1/16/2007 12:04 午後 
Blogger mako said...

>MIKAさん
あそこに登ったことがあったんですね!あ、確かにご主人の実家がRuutanaなら身近ですね。。
地元の青年会みたいな人たちが「再建します」っていってたのが最近の新聞に出てましたよ!
ちょっとホッとしました。でも出来上がるのは何年も後かもしれないですね。。

1/17/2007 3:38 午後 

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