フィンランドの四つの季節をわけてみると・・・
春と秋はだいたい1ヶ月半、夏は3ヶ月、冬は6ヶ月という感じです(個人的見解)。このアンバランスさは正直、美しくない。季節がだいたい等分に回ってくる日本とはずいぶん違います。
でも、どの季節も日本とは全く違う良さがあるような気がします。
春ならば、なんといっても花!
冬の半年間、自然界にお花がなにもなかっただけに、春の花々は輝いて見えます。実際、彩りもほんとうに綺麗。
このブログを放置している間に、夏らしい植物たちがものすごいスピードで成長してきているので、今日は急いでそんな春のお花たちをまとめて紹介することにします(笑)
もっといろいろあるんですが・・・
詳しくは、今年の春の花を集めた
こちらのアルバム (
同スライドショー)をどうぞ。
vuokko三姉妹 【青、白、黄色のvuokkoたち】
同じような形で、青、白、黄色の花なので、それぞれ"-vuokko"で終わる三姉妹。
でも実は、葉っぱの形を見れば歴然なんですが、青いのは違う仲間なんです。
青 sinivuokko
Hepatica nobilis白 valkovuokko
Anemone nemorosa黄 keltavuokko
Anemone ranunculoides図書館で借りてきた図鑑によると、どれもフィンランドの南部でしか見れないそうなので、うちは結構、北限かもしれない・・・。
右の写真は、近所の自然保護区にて。白と黄色は、同じところによく咲いているけど、青と白と黄色が混ざって咲いている場所には、なかなかめぐりあえません。この森は、見渡す限り三色のお花の絨毯になっていて、なかなか感動的でした!
imikkä
(ムラサキ科ヒメムラサキ属) 【
Pulmonaria obscura】
この花も、フィンランドでは南部と南東部だけにしか生息していません。日本語の名前は見当たりませんでしたが、ヒメムラサキ属の花ということです。
根が地下で繋がっているようなので、あるところには沢山ある、というのが普通です。確かに、毎年この花が咲く場所、近所に4カ所くらいしかないけれど、どこも複数の株が生えています。
そして、この花の面白いのは、花の咲き初めは赤で、咲き終わりはブルーというところ。
だからいくつか花をつけた株は、きれいなグラデーションになっているんですねー!色合いがとても美しいので、私の好きな花の一つです。
ちなみにこの花、結構レアなので、売るために掘り返したりする行為は厳禁です。
kevätesikko
キバナノクリンザクラ 【
Primula veris】
今年初めてみつけた黄色いプリムラ。
去年も一昨年も見つけられなくて、図鑑でしか見たことがなかったんですが、なんてことない・・・うちのアパートの敷地の一角にコッソリ咲いてました。私の目は節穴でした・・・(爆)
ウチは、地形的に、湖から吹く風が強い場所なので、このお花たちも、湖に背を向けて頑張って咲いてます。(写真背景のブルーの部分が湖)
プリムラ、と言えば日本の花屋さんにも鉢植えがいろいろありますね。
実家で「ジュリアン」という品種のお花がありました。次から次へお花が咲いて、ほとんど冬以外ずっと、長い期間楽しめるお花だったのを覚えていますが、それの仲間なんですね!
また、フィンランドの南東部のオーランド(Åland, Ahvenanmaa)の島々ではとてもポピュラーなお花なんだそうで、その地方の公式なお花(=県花?)に定められていますが、陸のほうではimikkä同様レアなお花なので、やはり商用目的での採取が禁じられています。
käenkaali, ketunleipä
コミヤマカタバミ 【
Oxalis acetosella】
お花が咲く三つ葉のクローバー。日本ではいろんな色のが雑草的に生えてますが、フィンランドで見かけるのは、主にこの色(白地に赤い線)。もうちょっと濃いピンクの花びらのもあります。
呼び名は主に二つ。
ketunleipäは「きつねのパン」
käenkaaliは「カッコウのキャベツ」みたいな意味で、どっちも可愛い呼び名。
フィンランドのお花の名前ってこんな風に「動物名+名詞」っていうのが多くて全体的に親しみやすい感じがします。
葉っぱは、食べると酸っぱいんだそうです。おばあちゃんくらいの年代の人からそういう話を良く聞きます。今の若い人たちは、この草をとったりあまりしなそうだけど。こんど、私も摘んでみようかな(笑)
(でも生でいっぱい食べるとちょっと有毒らしいので注意・・・)
rentukka
リュウキンカ 【Caltha palustris】
この花は、小川の淵に咲く水辺の花です。フィンランドでは、全国各地の湿った場所に生えているみたいです。
長い距離の小川が、一面この花で縁取りされると壮観!
でも花びらがあっという間に散るので、私はrentukkaが咲くと、あっちは咲いたか、こっちはもう散ったかと、まるで桜を見るようなせわしない気分になって、あちこちカメラを持って回ってしまいます。
ラベル: Kangasala, 春
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